膝の痛み―変形性膝関節症

 膝の痛みの原因の代表である変形性膝関節症は、膝の軟骨が経年変化によってすりへる病気です。はじめは正座が困難になるなど、痛みで膝が曲がりにくくなりますが、やがて膝に水がたまる、痛みで足をひきずるなどの症状に発展します。

 軟骨の摩耗を防止するためにヒアルロン酸の関節内注射が行われますが、すり減った軟骨が再生されるわけではありません。

 軟骨がすり減り続けると、最終的には骨同士が擦れあうようになり、手術が必要になってきます。こうなるとヒアルロン酸注射は効果を発揮できなくなります。

 PRP 療法は軟骨を再生したり、関節内の疼痛因子の活動を軽減させることで、重度の変形性膝関節症も治療することができます。